最終更新日: 危機的状況下のテキストメッセージ:スマホがニュース、食料品店、小売業者、銀行、遊びの場になる

危機的状況下のテキストメッセージ:スマホがニュース、食料品店、小売業者、銀行、遊びの場になる

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コロナウイルスの世界的な流行により、私たちは歴史的かつ異常な時期を生き抜いています。人との接触の自粛やウイルスの蔓延を制限するために必要なサービスを除き、多くの国、都市、郡、および地域全体が完全に閉鎖されています。

世界中で人々が、主にニュースサイトやソーシャルメディアなどのオンラインソース通じて、情報を求めています。

しかし時として私たちは、ただのテキストメッセージやSMSメッセージも、タイムリーで正確な情報を提供し、かつそれを多くの人が利用できるということを、忘れてしまっています。特にインターネットの利用量が多い時間帯は、テキストメッセージを使用することによりタイムリーで正確な情報を獲得することができるのです。

私たちが皆周囲の人々から距離をとらなければいけない場合でも、人々がつながりを保ち、コミュニケーションをとることは重要です。あらゆるチャネルを介したテキストメッセージは​​、人々の社会との交流を途切れさせないための最も人気のある手段の1つなのです。

またテキストメッセージにより、組織は状況の変化に応じて、従業員や顧客にリアルタイムで連絡をとることもできます。

#COVID-19が広がるにつれ、組織は従業員と連絡を取り合い、情報を提供し続ける必要性が高まっています。@SAP People Connect 365は、複数のデータフィードを組み合わせ、コネクションの途絶の可能性や世界の統計を1か所で追跡できるようにしています

メッセージチャネルは、人々が情報を共有および普及するための優れた方法です。またメッセージチャネルは、精神的な疲れを感じたときに人との関わりから距離を置くための優れた方法でもあります。

新しい食料品店と遊び場:グループメッセージ

サンフランシスコにいる私の同僚の一人は、彼と彼の家族が、指定されたメンバーのみアクセスできるWeChatグループに入っていると言っていました。そのグループはカリフォルニアに農場を持っているメンバーがいて、グループの人々は新鮮な野菜や卵、その他の必需品など、農産物を注文することができます。

農産物は、必要に応じて直接人々に配達されるため、食料品店に出かける必要はありません。購入、支払い、配送スケジュールなど、ほぼすべての販売行程がWeChatを通じて処理されます。

ローカルメッセージグループは、近隣の人々が共同作業を行い、生活用品や必要なものの販売場所を見つけたり、アイデアを交換したり、さらにはただ話すためにも優れた方法です。

同じメッセージを複数の受信者に送信することもできますが、もう一歩踏み込んでみると、SMSを使用するGroupMeなどのプラットフォームも利用できます。しかし、グループにはグループの電話番号が割り当てられることになります。グループの責任者はユーザーを招待できます。メンバーはグループメッセージの受信を受け入れたり、メンバーシップをコントロールしたりできます。

もちろん、WhatsAppにも優れたグループメッセージ機能があり、私の同僚が使っているWeChatの機能と同じようにWhatsAppを活用することができます。 WhatsAppでは最大256人のグループに対応し、通知をミュートしたりカスタマイズできるなど、多数の機能を備えています。

公式情報のメッセージアラート

アメリカでは、人々は自分の市や郡からのメッセージアラートに登録ができます。たとえば、私がバージニア州ラウドン郡に住んでいる場合、LCCOVID19というコードを888777というアメリカのショートコード(電話番号のようなもの)に送信して、COVID-19アラートに登録をしました。

ほとんどの人は、郵便番号を888777に送信するだけで、その地域のアラートを利用できます。

または、郡または州のWebサイトにアクセスして、アラートオプションを見つけることもできます。

米国以外でも、多くの国で同様のサービスが提供されています。

危機的状況でカスタマーエクスペリエンス(CX)を測定する:普段とは異なるビジネス状況での重要な指標

クリックしないで!危機的状況下では、詐欺やデマが増えます

残念なことに、さまざまなメッセージチャネルからもたらされる利点によって、ソーシャルメディアだけでなく、WhatsAppやSMSなどのメッセージチャネルにおいて、デマや詐欺を含む情報が拡散されていることに注意する必要があります。

市町村などの自治体が提供していていないSMSアラートに登録または応答する場合は注意が必要です。詐欺サイトが混ざっている場合があります。

888777のような承認されたショートコードを使用するサイトではなく、10桁の電話番号からアラートを送信するサイトに注意してください。

アメリカ以外、特に英数字のショートコードを使用できる国では、デマや詐欺を使いコロナウイルスの混乱を悪用しようとする人がたくさんいます。

疑わしい英数字の送信者IDの例は次のとおりです。

  • Corona(コロナ)
  • Virus(ウイルス)
  • Wirus(ウィラス)
  • Pandemic(パンデミック)
  • COVID-19

人々は世界中のどこにいても、詐欺、スパム、およびフィッシングメッセージに対して警戒する必要があります。

この数日間、WhatsAppで広まっている誤った情報についてのニュースが取り上げられています。こういった情報の多くは他のソーシャルメディアでも同様に拡散されていますが、特にWh​​atsAppはグループメッセージ機能と暗号化の点で優れているために、メッセージの監視や修正などが非常に難しいのです。

2020年3月18日水曜日に、WhatsAppは、WHO、UNICEF、およびUNDPと協力してコロナウイルス情報ハブを立ち上げ、さらにPoynter Instituteの国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)への100万ドルの寄付を行いました。

このコロナウイルス情報ハブは、消費者、医療提供者、教育者、非営利団体、地方自治体、および地域の企業に、正確な情報を広めるのに役立つ情報を提供します。

情報と安心はクリックするだけ

SMS、WhatsApp、WeChatなどあなたが使っているメッセージチャネルは、必要な情報にアクセスし、この大変な時期に同僚、友人、家族と連絡を取り合うための優れた方法なのです。

私たちの多くはCOVID-19によって日常の生活が激変ししまっているため、タイムリーかつ正確に情報を取得し共有するためのあらゆる方法を活用することが重要です。その目的においてメッセージは完璧ですが、一方で根拠のないうわさ、デマ、または詐欺的な情報に警戒することも忘れないでください。

みなさんの安全と健康をお祈りしています。

顧客、従業員、パートナーの声を聴きましょう。

共に乗り越えるために。

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